たしかに、舞は死んだ。 俺の記憶違いなんてそんなことは絶対にない。 そんなこと間違えるわけないしだいいち俺はこの目でみたのだ。 ―――舞が車に撥ねられる瞬間を。 「わたし、駅前のクレープ食べたいな」 でも、こうして目の前に舞がいるのも事実で。 「わかった、いこうか」 俺はこの状況を受け入れるしかなかった。