「大輔、もうなにやってるの」

俺が降りてこないことを見かねた母さんが部屋に入ってきた。


「母さん、舞がいる。舞がいるんだよ」


「それがどうかしたの?わざわざ迎えにきてくれたんじゃない」


そういって「ねー?」といって舞と顔を合わせる。


「わかった、これも夢なんだな」


「なにいってるの大ちゃん?」


「いいから、俺の頬つねってくれよ」


どうしたってありえないこの状況。


いや、舞がいてくれるのは嬉しいんだけど。