そしたらうさぎさんも笑顔になってくれるよ!」
「うん!」
その出来事がきっかけで俺と巳羽は二人でよく
遊ぶようになった。

「陽ちゃんおはよう!早く起きないと学校遅れちゃうよ」
「うん…」
いつものように明るい声で俺の名前を呼ぶ。
眠たい目をこすりながら巳羽のほうをみる。
「陽ちゃんいい加減に朝なれないと私がいなくなったら
 どうするの!」
俺は迷わず確かにはっきりとこの声で言った。
「嫌だ…」
巳羽はカーテンを開けていた手を止めてこっちを見つめる
その状況に恥ずかしくなって俺は制服に着替えた。 
多分今とても体が暑いから顔が赤くなっているというのが
自分でもわかる。だから