そして、俺たちは平成時代に起こった出来事をニュースなどを思い出しながら話した。暗いニュース、明るいニュース、色々な出来事が浮かぶ。

「僕らは五月には昔の人になるんだね〜」

恋雪がしみじみ言う。

「しょうがないよ!次の元号が何か楽しみ!」

凪沙が笑った。

「歴史は人間が滅びるまで続くからな。これからもずっと続いていくんだ」

俺も言った。

もしも、タイムマシンがあったら、古代から現代まで全てを見てみたい。教科書にはない出来事があったかもしれない。歴史に埋もれたすごい人々がいたかもしれない。

「俺、将来は歴史の先生になりたいな」

俺の言葉に凪沙と恋雪が、「きっとなれるよ!」と同時に言った。

俺の部屋に、三人の笑い声が響く。