「今日は奇数班が掃除当番です。」

え!そんな、、、早く瑠衣くんを迎えに行きたいのに。

掃除当番なんてやってる暇ないよーー

「ほら、掃除しよ?」

「うーん、そうだね。勇斗くんはモップやるの?」

「先に楽なの選ぼうと思って。何にするの?」

「うーんとね、、、あっ、雑巾しか残ってない。がーん。」

「どんまい。明日は早く来ような。」








「どうしたの?」

「バケツ、掃除ロッカーの上に乗せないといけなくて。」

「ふーん、貸して。」

「いいの?ありがとう!」


「このぐらい、いつでも任せて。でも、彩ちゃんって意外と小さいんだな。」

「意外と?ってことはもっと大きいと思ってた?でも、155センチはあるんだよ。」


「それでも俺よりは20センチ低いな。」

「すごいね、何食べたらそんなに身長伸びるの?」

「俺?納豆めっちゃ食った。そしたらこんなだよ。」

「えー。私も食べたら伸びるかなぁ。」

「伸びたいの?そのぐらいがかわいいよ。」

ポンポン




「彩!!!!」

「え?瑠衣くん??」

「ちょっと来い!」

「えっ、え?ダメだよまだ。」

「いいよ、彩ちゃん、行ってあげな。先生もいないから終わり次第解散だからさ。」

「ごめん、勇斗くん。ありがとう!」


「ちょっと待って、瑠衣くん。どうしたの?」

「いいから。はい、ここ座って。」

「うん?」