ケータイ小説 野いちご

浮気してるくせに平然な彼




何が言いたいのか分からない安達にイライラしながらも、橋本に質問された答えは全部俺が答えてやろうくらいに、意気込んでいると





「そんでさ、彼女の大切さに後から気づいたりすんの」





困った顔で俺たちに微笑む安達。





「俺ね、ソレで一番大切な人を失っちゃったから」





……………安達は浮気した側だった。





浮気モノを慰める気なんてない。だけど、安達を貶す事もできなかった。





「安達、バカすぎ」





「本当にな。だからってワケじゃないんだけど、多分キミ達の恋人も後悔してると思うんだよ」





…………そんな都合の良い事を言われても、麗美が浮気して後悔してたとしても、俺の知った事じゃない。





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