ケータイ小説 野いちご

恋ってやつを教えてやるよ。


茅野さんを見るジロの目は、この間食堂で見た目と一緒。


茅野さんを見つけた時のあの目と一緒。


私の知らないジロ。


恋をするジロ。



ジロのその目に、茅野さんはどんなふうに映っているんだろう?

今この世界はどんなふうに見えているんだろう?



「高峰くん。私、決めた」


「え?」




ねぇ、ジロ。


私を置いていかないで。


10年間、ずっとずっとそうだったように。


私はまだ、ジロと同じ世界を見ていたい。





「私、恋活する!!」





今、ジロが見ている世界を、



私も────。










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