そこで、花の周りで舞う私は、足の痛みが限

界を超え曲音が段々聞こえなくなっていっ

た。

思うように足が動かなくなっていくが、それ

でも踊りに続けた。

『私は…、今すごく幸せ者だ。』

聞こえなくなっていく中、観客の拍手と声援

だけが聞こえてくる。

もがき、足掻いて、傷ついても、その痛みを

覆すかのように、その応援は……。


『私の力に変える。』