「氷空…。ありがとう…、私の気持ちに…気づ

いてくれて…!」

「ずっと側で見てきたんだ。気づかない訳な

いだろう?」

すると、氷空は元気に笑った後、こう語っ

た。

「ステージって大空みたいだろ?手が届かな

い、まさしく頂点にあるその場所で、踊れた

らお前は必ず証明される。絶対にな。」

すると、私は言葉より先に体が動き、氷空の

手を強く握りしめ勢いよく言った。



『二人で一緒に大空を舞おう』


その言葉は、いつしか私の目標になり、私の

人生を180°大きく変えたのだ。