ケータイ小説 野いちご

大空に花束を

強く叩いたせいか、ダンスホールに音が響き

渡る。

「何するのよ!?」

「刺激を与えるとスッキリするだろ?」

「それが何…!?」

「お前は体が弱いから、成功できない。」

言ってほしくない言葉を言われ、頭に血が昇

ったのかのように熱くなる。

「こんな体になりたくてなったんじゃな

い…。わ…私だって…、自由な体でありたい

よ!!」

人の前で感情を表わにしたのは、氷空が初め

てだった。

『生まれつきだから。』『仕方ない事だ

よ。』

そう言われ続けてきた私にとって、このセリ

フは言いたくない言葉だった。

今まで、『仕方ない』で済まされてきたから

今更こんなこと言っても、普通の体になれる

訳でもない。

ただ、自分が段々惨めになるだけ…。

「ごめん。なんか、私今頭に血が登ってた見

たいー…。」

「じゃあさ、強くなればよくね?」

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