「あっ俺ちょっとコンビニ行ってくる」
「俺も行く。レオさんツバサをよろしく」
「は?」

ぱたり、と玄関のドアが閉ざされてしまった。

数秒の沈黙。

「ツバサ」
「はい」

気が付いたら、レオの顔がツバサのすぐ側にあった。

蜂蜜の味がした。

「突然なんですか」
「顔赤いけど」
「うるさいです」