「プルルルル」

しばらくしたころ、電話がなった。
…直樹からだ。

「もしもし。直樹!どうだった?」

「んーと。…病院まで来てくれない?」

その声はあまり良さそうではなかった。どうしたのだろう?…

………
「直樹!」

病院で直樹を見つけると、私は愕然とした。


…私のせいで…






直樹の右手にはギプスがまかれていたのだ。