文化祭が終わって部屋に帰ってきた。



「文化祭楽しかったね!」



「ああ」



隼人くんと回れたし、すごく楽しかった。




改めてすきだなって実感させられた。




「あのさ⋯⋯」




「なに?隼人くん」




「お前のこと好きだ」




「え⋯⋯」




嘘。




「あの、もう一回言って」



信じられない。



「心菜が好き」



隼人くんが私を⋯⋯?



でも、前もそうやって言ってくれた、よね。



その時は返事はいらないって言ってたけど。




「だから、俺と付き合って」



これは返事を待ってる。


前は断ろうとしてたけど、今は断る理由なんて、ない。



「うんっ。私も隼人くんのことが好きです⋯⋯っ!」



そういった途端に抱きしめられる。



「まじで?」



「ふふ。うん」



「マジで今俺幸せすぎるんだけど」




「私も」




こんなに幸せなことなんてない。




両思いになれるなんて。