ケータイ小説 野いちご

カゼカオル

高校で初めてのテストが
一週間後に迫っている。

僕と藤田が図書室で勉強していると、

一人で彼女も図書室に来ていた。

「薫ちゃん来てるんじゃん。」

藤田が小声で話し出す。

「薫、頭も良いんだ。中学のときは
いつも勉強教えてくれた。」

それをきくと、

「薫ちゃん。ここの数学の問題
分かんないんだ。ってこいつが。」

余計なこと言いやがって。

彼女はなにも気にせず


「いいよ。教えてあげる。」

分かりやすい。ノートの字も綺麗だ。
藤田は彼女の顔ばかりジロジロ見てる。

「薫ちゃん。分かりやすすぎるよ。
勉強得意なんだね〜。」

薫と話してすっかり調子に乗ってる。

「好きなの。勉強。」

お揃いで持ってたシャーペンまだ
使ってたんだ。

< 24/ 147 >