恥ずかして、体を隠したら、理人がその手を掴んだ。

「綺麗だよ、由乃。」

私達は、またキスしながら、理人のベッドの上に、横になった。


理人の指先に誘われて、私の体から甘い蜜が出る。

「ああ……次から次へと、蜜が溢れ出してくる。舐めて、すくいとらないと。」

そう言って理人は、私の体を舌で優しく、舐め始めた。

「あぁっ、あぁぁ……」

自分でも恥ずかしいくらいに、気持ちいい声が出て、体がピクピクと動く。

「もう、我慢できないよ。由乃の中に入っていい?」

「うん……」

そう言って理人は、私の中に入ってきた。


声にならない声が、理人の部屋の中に響き渡る。

理人に奥まで突かれる度に、胸が痛くて仕方なかった。

それは、快感に溺れる罪なのか、姉弟で交わる罪なのか。

私には、分からなかった。