アオイちゃんが最近、夜遊びをしていることはみんな知っていました。
あんまり良くない友達と付き合っていることも……。
特に近頃は、しばしば生徒指導室にも呼ばれているようでした。
私もマーヤちゃんも、そんな彼女のことを心配していましたが、特にそれ以上かける言葉も見つからず、そうこうしているうちに、家の前からクラクションが聞こえてきました。
「おっ。来たみたい。じゃ、みんな、またね~」
アオイちゃんはさっと服を着替えて荷物をまとめると、
「そうだ。カレン、良かったら、また一緒に来る? 向こう二人でもいいって言ってるぜ?」
「えっ? …………ううん、あたしはやめとく。あれは……一度でいいかな……」
「ふうん。そっか……。ま、おまえはお嬢様だもんな」
とだけ言って、「じゃあねー」と手を振って出て行きました。
しばらくして、外から車の走り去る音が聞こえてきます。
「あー、行っちゃったね。最近、ホントに夜遊び多いなあ」
「でも、何してるんだろうね。ディスコかな?」
「アオイちゃん。もしかして、お酒とかも飲んでるのかなあ」
「あれ、カエデちゃん、意外とそういうの興味あるの?」
「ぜっ、ぜんぜんないよう!」
私たちはそういって、またけらけらと笑い、おしゃべりを続けました。
翌日は日曜だったので、そのままみんなで遊んで、日曜の夕方に解散。各々おうちに帰りました。
その時は、もうみんなアミダさまのことなんて、すっかり忘れていたのです……。
――翌々日。
アオイちゃんは学校に来ませんでした。
あんまり良くない友達と付き合っていることも……。
特に近頃は、しばしば生徒指導室にも呼ばれているようでした。
私もマーヤちゃんも、そんな彼女のことを心配していましたが、特にそれ以上かける言葉も見つからず、そうこうしているうちに、家の前からクラクションが聞こえてきました。
「おっ。来たみたい。じゃ、みんな、またね~」
アオイちゃんはさっと服を着替えて荷物をまとめると、
「そうだ。カレン、良かったら、また一緒に来る? 向こう二人でもいいって言ってるぜ?」
「えっ? …………ううん、あたしはやめとく。あれは……一度でいいかな……」
「ふうん。そっか……。ま、おまえはお嬢様だもんな」
とだけ言って、「じゃあねー」と手を振って出て行きました。
しばらくして、外から車の走り去る音が聞こえてきます。
「あー、行っちゃったね。最近、ホントに夜遊び多いなあ」
「でも、何してるんだろうね。ディスコかな?」
「アオイちゃん。もしかして、お酒とかも飲んでるのかなあ」
「あれ、カエデちゃん、意外とそういうの興味あるの?」
「ぜっ、ぜんぜんないよう!」
私たちはそういって、またけらけらと笑い、おしゃべりを続けました。
翌日は日曜だったので、そのままみんなで遊んで、日曜の夕方に解散。各々おうちに帰りました。
その時は、もうみんなアミダさまのことなんて、すっかり忘れていたのです……。
――翌々日。
アオイちゃんは学校に来ませんでした。