ケータイ小説 野いちご


燐と京子が良い闘いをした次の日

今日は紅葉が出る中距離魔法と柳が出る遠距離魔法がある。

夏希『秋染 紅葉選手の勝利!
いや〜さすがこの国でも有名な家門の1人!
中学生ながら強いですね〜』

紅葉が勝利した実況で燐はふと目が覚めた。
ベットの上で寝巻きの燐は起き上がるとため息をついた。

「寝坊した...」

やってしまった と急いで制服に着替え部屋を出た。

そして、燐は部屋の目の前で待っていた堺人に驚いた。

「あっ、おはよう。
と、言ってももう昼過ぎたけどね。」

「えっ...あっ...うん。おはよ。」

燐は驚きが抜けていないのか言葉がうまく出てない。

そんな燐を見て堺人は ふふ と吹いてしまった。
燐は恥ずかしくなり ふいっ と顔をそらした。

「ごめんごめん。珍しいね燐が寝坊なんて」

堺人と燐は外に出て会場に向かう。
燐は何も言えず無言で歩くためまた堺人は吹いてしまった。

いつもの燐でないため面白いのだろう。
燐は恥ずかしさが引かず顔を赤くしていた。
もうこれ以上言うとゆでダコになってしまうだろうと堺人は話を変えた。

「紅葉と柳は難なく2回戦を突破したよ。」
「あ、さっき紅葉が買ったのを見たよ。
皆順調に勝ってるよね。」

燐はようやく顔の赤みが取れ話し始めた。
紅葉と柳は苦戦することなく勝利を収めておりこれは全員そうだった。

「だけど次はどうなるかな...」

燐はプログラムを開き柳のブロックを見た。
柳の3回戦の相手は白夜 蓮、柳と紅葉の幼なじみだ。

「白夜も忍びの異名をもつ名門家だね。
これは、結構厳しくなるんじゃない?」

燐は会場にあるモニターを見ていた。
丁度、蓮が2回戦の試合をしていたのだ

瑠璃『あっと!ここで白夜選手の魔法が直撃しました!
...戦闘不能!よって白夜 蓮選手の勝利です!』

「強いね」

蓮が使った魔法を見て堺人は目を細めた。
燐はそれに頷き同じく目を細めて分析し始めた。

「蓮っていう人は植物魔法が得意みたいだね。
蔓に引っかかると厄介そうだ。」

「そうだね。とくにその魔法の展開が速い所。相手がどれだけついていけるかによる...かな」

燐は液晶画面から目を外してフィールドに向かった。

柳の試合は燐たちが部屋を出た時に終わってしまったため、時間はまだあるが紅葉の試合を見ることにしたのだ。

「あっ!り〜ん!
遅いよ何してたの?」

観客席がある2階に行こうとした時アーミャに声をかけられた。

丁度、紅葉を見るために来ていたのだろう。
燐はアーミャを無視して階段を上がる。

「えっ...どうしたの?」

燐が無視するのはそう珍しくもないのだが久しぶりに無視されたためアーミャは疑問に思い堺人に問う。

「うーんと...ちょっとね。」

堺人は上からすごい目線を向けてくる燐から視線を外し、曖昧な答えを出した。

「まっいいや。
あと30分くらいで試合始まると思うけどもう座る?」

アーミャは階段を登りきった燐に言うと燐は頷いた。

了〜解 とアーミャは確認し堺人に言った。

「うちらはそこら辺で何か食べてくるよ」
「了解。席取っておくよ」

ありがとう! とアーミャとカインはフィールドがある建物を出ていった。

「燐はお腹減ってない?」
「減ってない。」

少し不機嫌な燐はさっさと行ってしまった。

あらら と堺人は苦笑するのであった。

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