あれは、昨年の九月のことでした。

私は親友のカレンちゃんに誘われ、彼女の家にお泊りに行ったのです。

私だけではありません。

マーヤちゃん、カエデちゃん、サクラちゃん、アオイちゃんの四人と一緒に、計6人でのお泊りでした。

私たちは小学生のころからの友達で、今も同じ高校に通っている仲良しグループだったのです。

カレンちゃんのおうちはお金持ちで、立派な高層マンションに住み、広い自室を持っていました。

6人で遊ぶのにも十分な広さで、私たちはしばしば彼女のおうちに集まり、お泊りしていたのです。

その日も、いつもどおりの、何も変わらないパジャマパーティーでした。

学校のこと、教師のこと、男子のこと、バイトのことなど、私たちはポテチを囲み、いつもどおりの雑談で盛り上がっていました。

でも、あるとき。

サクラちゃんが、不意にこんなことを言い出したのです。