「構って欲しいんだろ。
 それくらい俺にだってわかる」

「へぇー。」


かなり意外だわ。
そういうのに鈍感かと思ってた。
まぁさすがに昔からの仲じゃ
ピンとくるか。


「よっぽどアンタに好意があって
 構って欲しいんじゃない?
 少しは気持ち理解してやりなねー」


我ながらなんともお人好し発言。
アタシが関わる事じゃないんだけどさ。
2人の関係性もたいして興味がないし
子供じゃないだから考えるでしょ。
んな事よりアタシは自分の将来について
まともに考えないといけない。


そんな事をふと考えながら
アタシは煌月の部屋をあとにし
自分の部屋へと戻っていった―――



― 2章  fin ―