っていうか、早く、芽以ちゃんに告白したら? と言って、帰ろうとした静だったが、戻ってくると、圭太の首根っこをつかみ、

「じゃあね~」
と引きずり、去って行った。

「なんで俺まで~っ!?」
と圭太は叫んでいたが。

 芽以も、それを見ていたが、
「……ま、さっき、帰るって言ってたから、いっか」
と言って見捨てていた。