ケータイ小説 野いちご

コーヒーに砂糖とミルクを注ぐ時

誰かに愛されたい、大切にされたいという気持ちは歳を重ねるごとに大きくなっていった。

そして、高校一年生の春、恋に落ちた。理想の人を見つけた。

それが零くんだった。

少しでも近づきたくて、零くんの好きな本を全て読んだ。用がなくても図書室に通った。

しかし、彼は別の子を選んだ。そのことがショックで泣き続けた。

零くんにフラれてからの私は、誰でもいいから愛してほしいと思うようになっていた。

そして、同じ図書委員の先輩に告白した。そして見事にフラれた。

「ごめん。俺、君みたいなのタイプじゃないんだよね〜」

「えっ……どうして……」

「なんか愛を求めすぎというか……。そういうの、めんどくさいしマジ勘弁!!」

そう言って、先輩は去って行った。

めんどくさい、いらない子、愛されない……。

苦しい、痛い、辛い、泣きたい……。でも、どうして私の目から涙が出ないの?どうして笑っているの?

こうして、私から感情が消えた。

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