「…そんなに放送部に入りたかったなら…演劇部にでも入ったら?…」
そう提案する美千留。でも駄目なんだ。
「駄目。演劇部って人前で演技するんでしょ。絶対嫌だ。恥ずかしくて死ぬ!」
「…じゃあ何で、ひまりは放送部に入ろうと思ったの?…あんまり変わらないと思うけど…」

「いや、放送部に入りたかったのはちゃんと意味があるんだ。」



あれは二年前、私が11歳の時のこと…