ケータイ小説 野いちご

焦れ恋ロマンス~エリートな彼の一途な独占欲

蒼は「本当にいいのか? 近場なら海外でも行けるじゃないか?」って言ってくれたけど、日本でまだ行っていない場所がたくさんある。それに素敵な観光地もいっぱいあるもの。

なにより私は蒼と一緒に旅行できるなら正直、どこでもいいから。

そして迷って悩んで決めた行き先は沖縄。実は高校の修学旅行先だった。当時は同じ班になれず、自由行動の際も別行動だった。

時折、街中で陸人たちと楽しそうに行動している私を見て、彼はすごく寂しかったと言う。
それを聞いたらリベンジしたいと思い立ち、コースはほぼ、修学旅行と同じ。

他に修学旅行ではできなかった、シュノーケリングなどを行う予定だ。

そのための水着を選びに、仕事帰りみどりに付き合ってもらっていた。

「それにしても織田さん、可愛いところがあるね。修学旅行の時、一緒に回れなくて寂しかったなんて」

「フフッ」と笑うみどりに、気恥ずかしくなる。

「もう、可愛いって言わないで」

「はいはい、ごめんって」

なんて言いながら、彼からその話を聞いた時は私もみどりと同じように“可愛い”と思ってしまった。

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