漂白されたような白い箱に、ぼくと、傍観者たちが、おしこめられた。

そんな白い箱から、灰色の箱になった。

灰色の箱は、窮屈で、ぼくを狂わせた。

そんなぼくに、彼は「可哀想だ」と、言ったのだった。