ケータイ小説 野いちご

早く気づけよ、好きだって。


お祭り当日、この日は朝から雲ひとつない晴天で降水確率はほぼゼロに近く、まさにお祭り日和といってもいいほどの天気だった。

猛暑日が続いていて、朝から全身に汗をかくほど温度が上がっている。

冷房がガンガン効いた部屋で夕方お母さんに浴衣を着せてもらった。お母さんは化粧品を扱う会社で働いていて、自分のメイクもだけど、人にメイクをするのもすごくうまい。

私はお母さんにお願いして、浴衣に合うメイクと髪型をセットしてもらった。蓮と行くのかと聞かれたけど、新しくできた高校の友達と行くって言っておいた。

私と水野君は友達だし、まちがってはいないよね。

水野君からは昨日の夜にメッセージがきて、今日の夕方十八時に松野神社の南側の入口で待ち合わせることになった。

夜は変に神経が高ぶってまったく眠れず、ようやく眠りについたのは今日の朝方。それでも二〜三時間しか寝れなくて早くに目覚めてしまった。

でも、今は全然眠くないの。むしろ、パワーがみなぎってきているような気がしてすこぶる元気。

それよりもドキドキして落ち着かないのと、学校の外で会うということですごく緊張する。

メイクをしてもらってから家を出ると、太陽がマンションの五階の高さと同じくらいの位置にあった。

夕方になったけど気温はまだまだ高くて、歩いていると全身に汗が吹き出す。


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