屋上に着いて、真咲くん達は私達に気を使って、これが聞こえづらくて、かつ私達が見える所へ移動していった。

美桜「空、綺麗だね」

『そうだな』

美桜「私ね、来週からアメリカに行くの、やっと心臓移植ができるの」

『良かったな』

美桜「心臓移植が成功して、元気になったら、同じ高校に行けるよね?」

『ああ、行ける、俺もな来月からアメリカに行くんだ、
心臓移植をするために、美桜とは違う病院だろうけど』

美桜「蓮と一生離れなくても良いように、頑張るから」

『俺も頑張る』

美桜「蓮、これ」

『これ、何?』

美桜「お守り代りのキーホルダーだよ」

『大事にするな』

美桜「少し涼しくなってきたね」

『そろそろ戻るか?』

美桜「もう少しここに居たい、蓮は戻っていていいよ」

『いや、俺も居るよ』

美桜「そっか」

それから30分の間、二人で屋上でいろんな事を話して過ごした。