私の席は窓際の、前から5番目。葵は、ちょっと離れている。そして、星馬は、私の隣の列の前から3番目。
今まで気にしたことなんてなかったんだけど……
「はーい、じゃあ今から班活動してもらいます。班の、隊形になって」
なにかの授業で先生にこう言われた時だ。班の形になると、向かい側の人と目が合うことがある。
私は視線を黒板に流した。
その時に、視線を感じてふっと見てみると、聖馬がこちらをずっと見つめていたのだ。
突然のことに弱い私は、しばらくそのまま固まってしまった。
すると、聖馬はふっと笑ってて目をそらした。
「陽菜ちゃん?どうしたの?」
同じ班の女の子に声をかけられるまで、私は半分意識が飛んでいた。
今まで気にしたことなんてなかったんだけど……
「はーい、じゃあ今から班活動してもらいます。班の、隊形になって」
なにかの授業で先生にこう言われた時だ。班の形になると、向かい側の人と目が合うことがある。
私は視線を黒板に流した。
その時に、視線を感じてふっと見てみると、聖馬がこちらをずっと見つめていたのだ。
突然のことに弱い私は、しばらくそのまま固まってしまった。
すると、聖馬はふっと笑ってて目をそらした。
「陽菜ちゃん?どうしたの?」
同じ班の女の子に声をかけられるまで、私は半分意識が飛んでいた。