ケータイ小説 野いちご

グリーンピアト物語 ~皇子様は〇〇レス?~

 女性はラディスの胸に顔をうずめた。


 そっと慰めるラディス・・・。


 ただ泣いている女性をラディスが慰めているだけ・・・

 そう自分に言い聞かせるミディアル。


 しかし・・・


 その後も、その使用人の女性は時折りラディスと2人で会っていた。

 いつも親密そうな雰囲気でラディスに慰められていた。


 
 疑うつもりもなく、なんとも思わないようにしていたミディアルだが、見かける回数が多くなり、さすがに使用人が何故ラディスとあんなに親密な雰囲気でいるのか疑問を抱くようになった。


 相変わらずラディスとミディアルは、寝る時間をずらして夜の営みはないまま過ごしていた。


 キスもしなくなり、一緒に寝る事もなくなりそうなくらいだった。





 そんな時。


 ミディアルは1人、庭の花壇で花を見ていた。

 綺麗な白い薔薇が咲き始めた今日この頃。


「やぁ、ミディアル」

 
 ヴィエゴがやって来た。


「国王様・・・。どうされたのですか? 」

「いや、君の姿が見えたから来てみたんだ」

「え? 私に何か? 」



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