ケータイ小説 野いちご

さようなら、ディスタンス。



あいつはどうするんだろう、と思った時。



隼人『おーい祐希くん。黙ってないで出ておいで』



隼人くんがナイスパスを出してくれた。ありがとう!



ぽんとメッセージが現れたのは、およそ1分後。



祐希『ごめん。妹と行くわ』



どうやら彼は美羽ちゃんと行くらしい。


妹ラブをいじるメッセージが次々と表示されていく。



しかし、わたしは気がついた。



「美羽ちゃんと……って、んなわけあるか!」



急いでインスタを開く。もちろん目的は麻里奈さんの投稿だ。



見つけたのは、お祭りみたいな提灯がたくさんある中で、焼肉を囲む美男美女の写真。


麻里奈さんの位置は真ん中。髪の毛を明るくして更に派手になっていた。



『試験前の気合い注入!みんなで試験乗り切ろう!ありがとう!頑張ろう!#BBQ#ビアガーデン#未成年だからコーラ#ノートありがとう#試験がんばる#・・・』



あーはいはい今日も楽しそうっすね。



多すぎるハッシュタグは、ざっと眺めるだけにしたけれど。


1つだけ、気になる言葉が目に入った。



『#3連休はシークレット』



ははーん。やっぱりそういうことか。



祐希はきっと3連休で麻里奈さんと会うんだ。


へぇーそうなんだ。


まあ、わたしも彼氏に会いに行くけどさぁ。



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