「へぇ、やっと警戒すること覚えたんだ。」


「上原はなにするかわかんないからね!
私の中じゃもう要注意人物だから。」


思いっきり睨んでやるけど上原には効かないようで


「それ、睨んでるつもりか?
ブッサイクな顔。」


と言われる始末。


ブサイク?
そんなの自覚済みですけど!?


上原に言われるのがなんだか不服で、また言い返そうとしたら……



「あんまり小野田さんをいじめないであげてよ。」



と、ここで王子様のような須藤くんが間に入ってくれて私を庇ってくれる。


す、素敵だこの人……!


「俺は本音を言っただけだし。」


「……どうだろうね?少なくとも俺は小野田さんのこと綺麗だと思うな。」


さらっと私のことを綺麗と言う須藤くんがもうめちゃくちゃかっこいい。


さすがは裏で女の人と遊んでるだけあって女が喜ぶ言葉を知ってる!


こんな須藤くんに何十人もの女の人が落ちたんだろうね、きっと。