◎テッド・マクガイヤー

アメリカの分子生物学者であり、医学者であったドクター・テッド・マクガイヤーは、この世界に於いて、もっとも重要な人物の一人です。
ゲノミクス(ゲノム科学)の研究に没頭していた彼は、S型・SS型と比する程の能力を秘めた遺伝子を発見します。しかしながら、その遺伝子は、ある特殊な状況下に於いてのみ、能力を覚醒させるという特徴を持つものでした。それが、後に「特殊遺伝子」と呼ばれるF型遺伝子です。
そして、この遺伝子の発見により、その後の世界には遺伝子ランクが浸透していく結果となります。


◎F型遺伝子とF型遺伝子法

F型遺伝子の特徴としては、S型・SS型と比する程の優秀な能力を持つものの、その能力を覚醒・発揮させるには、過度の恐怖や劣等感、悪意、妬みといった負の環境下が必要な点です。その為、このF型遺伝子を覚醒させた者達のほとんどが凶悪な犯罪行為に手を染めていく事になりました。
そこでF型遺伝子を持って生まれた者達を国家の管理下に置く為に生まれたのが「F型遺伝子法」です。


◎評議会

政府とは別に、この世界を運営していく為に存在する国家の中枢とも言うべき存在の機関です。
・・・が、その全貌の多くについては、わかりません。