入部してしばらくすると 道着や防具や竹刀を買ってもらい、 本格的な稽古に入れてもらえるようになった。 初めて道着を着た時、河村君が言ってくれた 「いいやん!」 というたった一言が、 飛び上がるほど嬉しくて。 顔が緩むのを抑えるのが大変だった。