ケータイ小説 野いちご

浮気してるくせに平然な彼




「サナ、お願い。本当の事話してよ………」





「本当の事話してるよ……」





さっきまで泣きそうにしていたサナが、逆ギレするかのように、私を睨んだ。





もう、何も聞き出せない。………証拠を掴む事はできなかった。





もう、これからは二人と一緒にいる事はない。





ーーと思っていたのに、陸くんから『美羽、移動教室一緒行こう』『昼、一緒食べよう』『一緒に帰ろう』事あるごとに誘われるようになった。





断れば『美羽は俺の彼女だろ』と、不機嫌になる陸くんにどうしたら良いかわからず、誘われるまま一緒に行動した。





………………変わったのは、サナが一緒にいないという事。





「あの、陸くん……サナは……」





「美羽は俺とサナの関係を、堀内と一緒になって疑ってんだろ??もう、疑われるような事はしないから」






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