「それなら……」 今度はスマホをなるべく使ってみることにした。 動画をたくさん見て、音楽を大音量で垂れ流した。 スマホの電池が0%になれば、アプリの起動そのものができないからだ。 でも、たったそれだけで死神ゲームの選択肢から逃げられるとは思えなかった。 それでもやらないよりはとスマホの充電を使いきり、真夜中になるのを待った。