明日のお昼頃に来いと言っていた。

副社長には、借金を肩代わりしてくれた
恩があるけど
少しの上乗せも似たようなものだ。

どちらにしても……すでに恥を晒している。

なら図々しいのを承知の上で頼めないだろうか?
いや、でも何を請求してくるか分からない。

弱味を握られている。

「………っ!!」

私は、グッと拳を握り締めて決意する。

待ってて……お母さん。
必ず入院させてあげるから。

翌日。決意して会社に出勤した。
秘書室に行くと市原さんは、すでに出勤していた。

「おはようございます」

「あぁ、おはようございます。
立花さんのスケジュールは、すでに出来ていますよ。
確認して今日も勤めに励んで下さい」

「は、はい。ありがとうございます」

私は、スケジュールが書いてある
ファイルを受け取る。

今日もびっしりと書かれてあった。

凄い……。
でも、今日は……。