ケータイ小説 野いちご

月光 ~すべてのひとかけら~

彼女か…。


「…彼女いるなら、あんまり私と関わらないで……」


また厄介なことになるから……。


関わらないで欲しい…。


「俺と莉桜は束縛とかする関係じゃない。だから安心しろ」


そんなの分からないじゃん。


莉桜さんの方は私を敵視するかもしれない。


「いいから…。放っといて……。もう懲り懲りだから…」


恋愛なんかもう懲り懲り…。


恋愛なんかのせいで私はこうなってしまったんだ。


だからもう巻き込まれたくないの……。


「そ。俺はいつでもお前の逃げ場になるから。それじゃーな」


あ……怒らせちゃったかな…。


「あの……っ」


去っていこうとする後ろ姿に声をかける。

< 128/ 264 >