悠:大丈夫だよ、母さん。強くなりたいんだ、いつか俺も大事な家族出来たら守れるように。父さんみたいに優しくありたいな…。


桜:悠なら大丈夫よ、強いから父さんみたいにいつかはなれるわ。悠は父さんと母さんの子供なんだからもう少し甘えていいのよ。零には甘やかしたぶん、悠には我慢させてごめんね。


悠:ありがとう、母さん。明日からはまた強く生きてくから今日だけ泣かせて母さん。


桜:うん、恥ずかしいかもだけど、悠、一度だけ抱きしめさせて。泣いていいから。


悠:恥ずかしいけど、いいよ。


桜:こんなに大きくなってたのね、悠、いつの間にか私より身長伸びたわね。ありがとう、悠。


悠:うん、零が寝てて良かった、見られたら恥ずかしいから。おやすみ、母さん。


桜:そうね、おやすみ、悠。


-零は、悠が抱えてるものを知らずにいた。楓家族は次の日にチラシ配りや曲の練習をして過ごしあっという間に月曜日になった…。楓は、まろんと約束していた台本を読む為に早めに学校に向かった。一方尊は、昼休みに零と屋上に行き、何度もキスをして零に好きだと伝えた。


次の日(日曜日)-。


楓:おはよう、父さん。