楓:はい、冬馬先輩。考えてみるから待ってて。


数分後-。


暖かな日差しを浴びて、沢山の花が咲き誇り道を彩り始めると冬眠していた動物も目覚めて活動を始めた…。入学式、入社式など慌ただしく過ぎてく日々に戸惑いながらも追いていかれないようにと駆け抜けていく。出会いと別れを繰り返しながら、時は移り変わっていき大切な人と離れなければならなくなり数年後に再会を誓った。時には寂しくなり、何度も会いたくなってタンポポの綿毛ならいつでも飛んでけるのにと切なくなった。今年も沢山の花が咲き誇り彩り始める頃に、辞令で君のいる街に行く。ようやく会えるとはやる気持ちを抑えて、とびきりの笑顔で君に会いに行く。会えない時間が二人を大人への階段を一つ、一つのぼらせていく。声変わりしたきみに呼ばれるのは慣れてなくてくすぐったいけれど、再会して再び君に恋をした。


楓:出来ました、冬馬先輩。


冬馬:大切な人への揺れる女心かな?、素敵でイメージしやすいよ楓ちゃん。


楓:ありがとう、冬馬先輩。


悠:冬馬、先に来てたんだな?、楓ちゃんもか珍しいね。


冬馬:うん、悠。


楓:こんにちは、悠先輩。歌詞作りたくて早めに来たの。イメージ伝わればいいな。