ケータイ小説 野いちご

君が泣いたら、俺が守ってあげるから。



伊織ちゃんが話してくれたのは、ある程度想定内の出来事だった。


伊織ちゃんは、自分から恋愛相談をしてくるタイプじゃないし、悩んでるとすればそれもアリだと思っていたから。



「伊織ちゃんのこと、ほんとに大好きなんだね」



やっぱり、今でも郁人先輩は伊織ちゃんが好きだったんだ。

ずっと思い続けていたなんて、すごいなぁ。


蒼くんに5年間片想いしているあたしは、ひとごととは思えない



「返事は急がないからって言われてるんだけど、だからこそどうすればいいかわからなくて」



伊織ちゃんは困ったように、眉根を下げる。


2年も待って、返事は急がないって。

郁人先輩の想いの強さに心を打たれる。

< 135/ 473 >