”同じ痛みを共有したい”
と思った時点で、もう俺が橋本に惹かれてる事は分かった。
口悪い俺でも、人を選ぶクズでも、だって橋本はこんなにどうしようもない俺を受け入れてくれる。
――俺を好きになってほしい。
そしたら絶対大切にするのに。
どうしたら橋本は俺を気にしてくれるんだろう。どうしたら俺に心を開いてくれるんだろう。
そう思っていた矢先に、教室のドアの前で固まってる橋本を見つけた。
ビックリさせようと肩をポンと叩くと、青ざめた顔で俺を見た。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…