ケータイ小説 野いちご

浮気してるくせに平然な彼




若干不満そうにする堀内くんより、ついつい不満な顔をしてしまう私。





こんな状態で入れないと思っていたにも関わらず、パンケーキ屋さんにズカズカと入る私を追いかけるように、堀内くんも店内に入ってきた。





あまり人目がつかなそうな、奥のテーブルへ座る。





メニュー表を開き、





「………お腹すいたな??好きなモン頼めよ」





……………陸くんとはいつでも割り勘だった。





その方がお互いに気遣わなくて良いし、好きなものを食べられるし。





『払ってやるから』とでも言いたそうな堀内くんに、違和感しかない。





「……………じゃあ、この日替わりパンケーキセットAで」





それでも『自分の分は自分で払う』と、当たり前の事も言えずに、『奢らせる気かよ』とも思われたくないし、無難な範囲のパンケーキを頼む。




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