ケータイ小説 野いちご

苺タルトのような甘い恋をしよう。


【孝臣side】


今日はクリスマスで
お店は
まあまあ繁盛している。


あと30分で
バイト終わるなあ。


そしたら
今日は一人で
イルミネーション見て
夕飯その辺で食べて
家に帰るかな。



カランカランカラン…



おしゃれ女子が
少し下を向きながら

店内に一人で
入ってきた。


クリスマスに
おしゃれ女子が一人
ケーキ屋って…


ちょっと
失恋感あるよね。



その女の子が
ケーキを見ている時に

少しでも元気に
なってもらいたくて…

「いらっしゃいませ」

と、明るく挨拶をした。




すると
女の子は顔を上げた。



「あ、愛奈ちゃん。
いらっしゃい。」
 

顔を上げたら、
まさかの愛奈ちゃん。

いつもと違う
おしゃれ女子になってて
ドキッとした。


しかも
クリスマスに
会えるとは…

嬉しくて
ついつい笑顔に。







「今日…何時まで?」


愛奈ちゃんは 
何故か泣きそうな顔で
僕に聞いてきた。


バイト上がりの時間を
聞いてきたってことは

きっと
何か話を
聞いてほしいのかな?



「あと、30分で上がりだよ。」


「そっか。」


「このあと、
向かいのカフェで
待っててくれる?」


「え?…うん。
ケーキ買ったら、待ってる。」


何故か
泣きそうな顔の
キミが心配で

思わず待ってて
なんて言ってしまった。






< 15/ 17 >