「着いたーーー……けど、すごく駅小さい。」

私は、知らない街でこれから生活すると考えるとちょっぴりワクワクした。

そして、私はいとこが迎えに来るのを待った。

……ん?

そう言えば、いとこの誰が迎えに来るか全然聞いてない……。

私は、携帯をカバンから取り出しお母さんに電話したがかからなかった。

「どうしよう……。と…とりあえず待ってみよう。」

私は、ベンチに座って待つこと一時間。来る気配がしなかった。

「ど…どういうこと!?」

もしかして、降りる駅間違えた!?

でも、紙にはちゃんと書いてあるし……。

すると、向こうの方で男の子たちが木を見上げていた。

木の上には、ボールが引っかかっていて、どうやら取れずにずっと見ていた。

「あのボールを取ればいいの?」

私は、男の子たちに聞いた。

「……うん。」

「じゃあ、少しこの荷物見てて!」

そう言い、私は木に登った。

あれ……?

私初めてなのに、登れてる?

すると、私はボールを掴みなんとか取れた。

「ふぅ…。なんとか登れた。」

ボキッ

「ん…?ボキッ?」

私は、木が折れる音がしたので慌てて降りようとしたが遅かった。

「きゃーーーー!!」

……?

あれ…?

痛くない…?

私は、目を開けるとそこには男の人が私を受け止めてくれたのだ。