もうすぐ、花火が上がるね。

キミがそう言ったら


ヒュー…バン

パラパラ…

花火が上がった。


花火を見ていると

キミに名前を呼ばれた。


俺は、お前が好きだ。付き合ってくれないか…?


これは夢…?

そう思ってほっぺをつまんでみるけど


痛い…


夢じゃないんだ。


大丈夫か⁉︎

キミが慌てて私の手を

ほっぺからはずす。

あー赤くなってる。


そうやって私を心配してくれているキミに私は小さな声で


私も好きです…!


そう言うと

キミは少し驚いた顔をしたあとに

ひまわりのような笑顔を見せてくれた

そんなキミが嬉しくて

私はキミに

抱きついた。

キミはぎゅっと抱きしめ返してくれて

とても


幸せな時間


だった。

並んで帰る帰り道。

二人の手は繋がっていて。



いつまでも一緒にいられるといいな。


そう言ってキミが私にくれたのは

ひまわりをモチーフにした

かんざし。


慣れないことをしたのか

キミのは少し頬を染めていたキミのことが

私は

大好きです!