「なに朝からため息ついてんの、おは」


ひょいっと片方のイヤホンを取られて
顔を上げると雅がとなりに並んでる


「…ちーちゃんてこんなの好きだっけ」


『…雅には分かんないだろうな〜〜』


「なに、喧嘩売ってる?」


『やだそう聞こえる?』


にこっと笑う雅に、にこっと笑って返してみせる