お互いに、昨日の放課後合ったばかりの先輩が死んだと言う事で衝撃は大きかった。


しかし、話には続きがあったのだ。


「恐らく先輩は殺されたんだろうって、クラス内で噂になってるの」


「殺された!?」


思わず大きな声になってしまい、俺は慌てて自分の口を両手で塞いだ。


でも、殺されたとは言ったいどういうことなんだろう?


自分の家の目の前でそんな物騒な事が起こっただなんて、考えたくもない。


「話ではチェンソーで首を切られていたって」


風花の言葉に、俺と城はゆっくりと顔を見合わせた。


コンビニで聞いた隣町の話を思い出す。


チャンソーの殺人鬼が、この街に来た……?


ゾッとする事を思い浮かべた瞬間、城が白目をむいて気絶してしまったのだった。