「水よ、踊れ!Aqua flow!」

ざばあっと、水が出てきて、火を消した。

「はあ〜、お父様から言われてきてみれば、懲りないね」

「ま、まさか王女様?!」

「あら?今頃気づいたの?」

クスクス笑う女の子は、あの時挨拶をしていた、友香様だった。

「確か、くろまほうって言う組織だったっけ?」

「ふっ、よくご存知で。でも、王女様ごと連れてってや「Electric shock」」

メイドさんの言葉の途中で、王女様は電気を発生させた。メイドさんは多分感電しちゃった。

「終わったぁ」

ぐーーーっと、伸びをする王女様。わたしたちは、ぽかんとしていた。