まるでサーファーのようだ。


「おう! この前一緒に海に行っただろ? あの次の日にまた海に行ったらこんなになったんだよ」


城は日焼けを自慢して、そう言った。


「お前どんだけ海好きなんだよ」


「仕方ないだろ? イトコに誘われたんだから」


肌の色が黒いおかげてで、笑った時の白い歯が際立って見える。


「それより、お前はもう少し焼けた方がいいぞ」


そう言い、俺の腕を見る城。


俺は元々色白で、日にあたった場所は赤くなるだけで色は変わらないのだ。