ある日、突然、茜里は死んだ。
…自殺だった。
茜里が最期に残してくれた手紙には、実の父親に、家を出て行った母親の代わりに犯されていた事、茜里が妊娠していた事を知った。
だけれど、りつともしているから、誰の子どもかわからないようだった。

あたしは、実の娘を性的な対象で見る父親がこの世にいると言う事、そして、中学生なのに彼氏とエッチをしていた事に、衝撃を受けた。

幼なじみとは言え、中学生だ。
りつがあたしに、茜里とエッチしたなんて言うはずない。
りつの事ならなんでも知ってると思っていたのに、りつが、あたしからどんどん離れていくようで…、寂しかった、怖かった。

茜里からの手紙の最後には、

『友梨ちゃん、ごめんね。
もう、素直になってもいいよ』

そう、書かれていた。