実は俺、このパーティーの少し前に婚約者が西條涼菜だと聞いていた。 正直、学校での見た目はひどかったけど、涼菜と婚約出来るのなら、どんな外見でも気にしなかった。 今日の涼菜は一目置かれる容姿になっていて ものすごく綺麗だった。 婚約者として、御父様から紹介されたあと、 『嫌いだよ、大嫌い!』 なんて言われちゃって。 そこで一気に現実見たよ。